KONI（コニ）

オランダの小さな町、オウド・ベイエルラント（Oud-Beijerland）。ここで、KONIの前身となる会社がA. de Koningによって設立されました。馬具や馬車具の製造から始まった、KONIの長い歴史が幕を開ける。

自動車の普及とともに、KONIは自動車用ショックアブソーバーの開発に注力。画期的な技術で特許を取得し、自動車産業に革新をもたらす。1940年から「KONI」の名前を使用開始。

減衰力調整が可能なヴァリアブル・ダンピング・システム（Variable Dumping System）を開発。この革新的技術により、KONIの技術力は世界に知られるようになりました。

F1のサポートを開始し、レース用ショックアブソーバーの開発に力を入れる。スクーデリア・フェラーリやマクラーレン等のトップチームに採用され、数々の勝利を収めました。230回以上のグランプリ勝利と13回の世界チャンピオンタイトルを達成。

KONIはアメリカのITT Corporation（現ITT Inc.）の一部となりました。この統合により、KONIはさらにグローバルな規模で事業を展開することが可能となり、欧州市場での成功を足掛かりに、世界中の自動車メーカーに製品を供給するグローバル企業へと成長。

特許技術であるFSD（Frequency Selective Damping：周波数選択減衰）を開発。路面状況に応じて機械的にショックアブソーバーの減衰力を自動調整し、快適性とハンドリング性能を両立する革新的な技術を実現しました。