Banner Batteries（バナー・バッテリーズ）

オーストリアのフォアアールベルク州ランクヴァイルで、アルトゥール・バワート（Artur Bawart）がBanner Batteriesを創業。機械工のオイゲン・ヴェーヒンガー（Eugen Wehinger）との協力により、会社名「Banner」は両者の名前（BAwart + WehingER）から名付けられました。バッテリーや電装品の製造を開始し、堅実な歩みを始める。

1952-1953年頃、オーストリア中央部のリンツ・クラインミュンヒェンに移転。高品質な製品と顧客満足度の高いサービスで、Banner Batteriesはオーストリア国内で評判を得る。その後、ドイツ市場への進出に成功し、欧州主要自動車メーカーへの供給を開始。

レオンディング（Leonding）のザルツブルガー通りに現在の中央拠点を設立。これが今日まで続く本社・主要生産拠点となりました。

アメリカ、アジアに拠点を設立し、グローバル企業へと成長。欧州主要メーカーへの供給に加え、新興市場開拓にも積極的に挑戦。1980年には鉛-カルシウム-錫ベースのメンテナンスフリーバッテリーを導入し、ヨーロッパの蓄電池工場として新たな基準を設定。

1994年にISO 9001認証を取得し、品質管理体制を確立。1996年には創業者の孫にあたるアンドレアス・バワートとトーマス・バワートが第三世代として経営を引き継ぎ、持続可能な成長を目指す体制を構築。

環境問題への意識の高まりを受け、Start/Stop車両用のEFBやAGMバッテリーの開発に力を入れる。リサイクル技術や省エネルギー技術にも積極的に投資し、持続可能な成長を目指しています。Banner Batteriesは、自動車バッテリーのリーディングカンパニーとして、未来に向けて挑戦し続けています。